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パワーチップ、Q3営業利益が35%減


ニュース 電子 作成日:2010年10月19日_記事番号:T00025996

パワーチップ、Q3営業利益が35%減

 
 DRAM大手、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の18日発表によると、同社第3四半期の売上高は前期比3.3%増の250億2,400万台湾元(約660億円)で微増だったものの、営業利益は32億2,700万元で同35%減となった。DRAM価格の下落で粗利益が前期比28%減の43億4,200万元に落ち込んだことが響いた。粗利益率は前期比7.56ポイント低下の17.35%となった。今年第3四半期までの累計では、売上高が675億4,200万元、純利益は122億3,900万元となった。19日付工商時報が伝えた。

 ただ同社が出資する、エルピーダメモリ傘下の瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)も利益を確保できる見込みで、連結では黒字額が上積みされる見通しだ。

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜科技や華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、DRAM価格下落に加え、製造プロセスの移行中で黒字転換が難しい中、パワーチップは第3四半期のDRAM業界で最高の利益を計上したと証券会社はみている。

 第4四半期については、1ギガバイト(GB)DDR3のスポット価格が2米ドル以下に下落するなど、価格下落が続いているものの、12インチウエハー工場の受注状況は良好で、黒字は確保できるとみられる。