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人民元現金、26日にも割安で購入可能に


ニュース 金融 作成日:2010年10月20日_記事番号:T00026005

人民元現金、26日にも割安で購入可能に

 
 台湾銀行と兆豊国際商業銀行は19日、他の市中金融機関を対象として、人民元現金の取り次ぎ申請を20日から受け付けると発表した。これにより、市民は早ければ26日にも、市中金融機関を通じ、これまでより約1%割安な両替レートで人民元現金を購入できるようになる。20日付工商時報が伝えた。

 両行は今年8月、中国銀行香港と人民元現金の調達に関する契約を結んだ。両行は米ドル・人民元相場が19日時点の水準から変わらないと仮定して、市中銀行向けの供給レートは1人民元=4.752台湾元前後になると試算した。

 中央銀行は当初、人民元2万元を購入した場合、以前に比べ、1,000台湾元(約2,650円)割安になるとの試算を示していた。

 台湾ではこれまで、HSBCとバンク・オブ・アメリカ(BOA)が人民元現金を供給していたが、HSBCは19日に他行向けの外貨現金取り次ぎ業務を中止。これに伴い、台湾で人民元現金の取り次ぎ業務を行うのはBOAと新規参入の台湾銀、兆豊銀の3行となる。