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洋華光電、研修名目の中国人が工場労働か


ニュース 電子 作成日:2010年10月20日_記事番号:T00026024

洋華光電、研修名目の中国人が工場労働か

 
 労働団体の台湾労工陣線は19日、携帯電話用タッチパネル最大手、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)が研修名目で中国子会社の労働者を台湾に入境させた上で、実際には工場での労働に従事させているとして、台北地検に告発した。20日付聯合報が伝えた。

 台湾労工陣線は、同社の行為は両岸人民関係条例に違反するとして、検察による捜査を求めた。また、両岸協議監督聯盟も経済部投資審議委員会(投審会)で抗議を行った。

 台湾労工陣線の孫友聯秘書長は「中国人労働者を違法雇用した洋華光電は、台湾の労働者の就労権を著しく排斥しようとしている」と非難した。

 田秋堇立法委員(民進党)は、問題の中国人2人は、技術レベルが低い作業に従事しており、中国からわざわざ研修に訪れる必要はないと指摘した。

 一方、洋華光電の従業員は同日、会社側が研修目的だとする中国人従業員が、実際には生産に従事しており、長時間の残業も行っていると証言した。

 呉敦義行政院長は立法院での答弁で、「事実と判明すれば、法律に従い厳しく罰する」と強調した。