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中国の調達代表団は「統戦」、国家安全局長が答弁


ニュース 政治 作成日:2010年10月21日_記事番号:T00026030

中国の調達代表団は「統戦」、国家安全局長が答弁

 
 蔡得勝国家安全局長は20日、立法院外交国防委員会での答弁で、馬英九政権発足以来、中国各地から相次いで台湾を訪れる調達代表団を「統戦」(台湾統一に向けた心理作戦)と見なすべきだとの認識を示した。21日付自由時報が伝えた。

 蔡局長は蔡煌瑯立法委員(民進党)が「国家安全局は中国の調達団を統戦の一部と見なしているのか」と質問したのに対し、「そうに違いない」と答弁した。

 蔡局長はその理由として、調達代表団はこれまでに総額162億米ドル相当の調達意向書に調印したが、実際の調達額はそれほど多くない点を指摘した。

 調達団が訪台した際に調印される調達意向書には法的拘束力がなく、実際の調達額は当初予定を大幅に下回るケースが多い。このため、中国側が表明する調達額に対しては、これまでにも台湾産業界から「水増しだ」との批判が出ていた。