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飛び込み相次ぐ台北MRT、15駅にホーム柵設置へ


ニュース 運輸 作成日:2010年10月21日_記事番号:T00026035

飛び込み相次ぐ台北MRT、15駅にホーム柵設置へ

 
 台北圏を走る都市交通システム(MRT)で、最近2カ月で5件の飛び込み自殺が発生したことを受け、運営する台北捷運公司はこのほど、今後3年間で、西門、民権西路、忠孝新生など新たに15の駅に可動式ホーム柵(ホームドア)を設置するとともに、安全に関する監視を強化する考えを表明した。21日付聯合報が報じた。

 相次ぐ飛び込み自殺発生を受け、市議会議員などからは「捷運公司はホームドア設置駅を選ぶ際、利用者の多さのみを考慮し、危険性が高いかどうかを無視しており、数億元の費用を使いながら自殺件数の減少を実現できていない」などと批判の声が上がっていた。

 周柏雅市議(民進党)によると、台北MRTの飛び込み自殺発生件数は今年10月18日の時点で、昨年通年の9件と並んだ。特に西門駅の台北駅方面行きホームは過去半年間で3件の飛び込みが発生しており、「恐怖のホーム」と呼ばれているという。