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奇美材料の新生産ライン、来年Q1末に稼働


ニュース 電子 作成日:2010年10月21日_記事番号:T00026047

奇美材料の新生産ライン、来年Q1末に稼働

 
 奇美集団傘下の偏光板メーカー、奇美材料科技(チーメイ・マテリアルズ・テクノロジー)は、最大顧客である奇美電子(チーメイ・イノルックス)からの需要増加を受けて、南部科学工業園区(南科)第2工場に4本目となる生産ラインを増設、早ければ来年第1四半期末に生産開始する。設備投資額は10億〜15億台湾元(約26億〜40億円)の見込み。稼働後、生産能力は今年比で20〜30%拡大する見通しだ。21日付電子時報などが伝えた。

 同社は売上高の9割を、奇美電向けが占めている。製品別の割合は、液晶モニターパネル用と小型液晶テレビパネル用が90〜95%を占める。今後、大型テレビパネル用の受注も拡大する方針で、現在42インチ型、32インチ型用製品のサンプルを顧客に送付、3〜6カ月後の出荷を目指している。

 なお、同社の9月売上高はパネル在庫水準の高まりによる需要低下を受け、前月比4割減の7億9,800万元にとどまった。第4四半期の売上高は、中国市場で春節(旧正月、来年は2月上旬)休暇を控えてパネル需要が増加する見通しであることから、増収に転じるとみられる。