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ウィンテック、JPモルガンとGDR提携解消


ニュース 電子 作成日:2010年10月21日_記事番号:T00026049

ウィンテック、JPモルガンとGDR提携解消

 
 中小型液晶パネルメーカー、勝華科技(ウィンテック)は20日、海外預託証券(GDR)の発行に関する摩根大通証券(JPモルガン)との提携を中断すると発表した。21日付経済日報が伝えた。

 これに先立ち、JPモルガンが19日、ウィンテック株の売却を推奨するリポートを発表していた。ウィンテックは「明確な根拠が示されていない。仮に株価に影響し、株主利益が損ねられることがあれば、法的措置を講じる」と表明した。ネガティブな内容のリポートを理由として、上場企業が外資系証券会社との提携を打ち切るのは初めて。

 ウィンテックの黄顕雄董事長は「JPモルガンのリポートで株価が変動し、投資家に被害を与えた。会社代表として、正義を主張する必要がある」と述べ、リポートを作成したアナリストの提訴も辞さない姿勢を示した。

 JPモルガンのアナリストは、米アップルのタブレット型パソコン「iPad」の出荷が第4四半期から鈍化するとみられることなどから、ウィンテックをクレジットウォッチ銘柄に指定し、目標株価を39元に引き下げた。ウィンテックの20日の株価は49.40元で、50元の大台を割り込んだ。