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マイクロンのモバイルRAM、イノテラが受託権獲得


ニュース 電子 作成日:2010年10月21日_記事番号:T00026053

マイクロンのモバイルRAM、イノテラが受託権獲得

 
 DRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)はこのほど、米マイクロン・テクノロジーからモバイルRAMの受託生産権を正式に獲得した。50ナノメートル製造プロセスを採用して来年第1四半期より容量2ギガバイト(GB)製品を生産する予定。台湾メーカーのモバイルRAM参入は南亜科技、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)に続き4社目で、台湾で同製品の生産チェーンが形成されつつあることがうかがえる。21日付電子時報が報じた。

 これまで標準DRAMを主に生産してきたイノテラは、パソコン市場の成長鈍化に伴って製品の多様化を迫られており、高啓全同社総経理は「モバイルRAMへの参入は、将来需要が大きく伸びると見込んだため」と説明した。

 スマートフォンやタブレットPCの好調を受けて需給の逼迫(ひっぱく)が続くモバイルRAMの主要サプライヤーは、マイクロン、サムスン電子、エルピーダメモリ。台湾メーカーの参入も相次いでいるが、標準DRAMに比べ技術的な敷居が高く、顧客の認証も必要なため、現在はまだ成長に向けた準備段階といえる。