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高金氏ら立法委員、11月4日に尖閣諸島視察


ニュース 政治 作成日:2010年10月22日_記事番号:T00026062

高金氏ら立法委員、11月4日に尖閣諸島視察

 
 反日的な言動で知られる高金素梅立法委員を主席とする立法院内政委員会は21日、11月4日に行政院海岸巡防署(海巡署)の船舶に搭乗し、沖縄県の尖閣諸島(台湾名・釣魚台)の視察を行うことを決議した。高金氏は、王金平立法院長が2005年に同海域を視察した際、30カイリまで接近したことに触れ、「今回はさらに近づく」と語ったが、王立法院長は「台湾が設定する『暫定執法線』を超えないことを希望する」とくぎを刺した。21日付聯合晩報などが報じた。

 高金立法委員は、王崇儀・海巡署副署長が先ごろ、楊進添外交部長の発言として「釣魚台の主権が中華民国にあることに疑いの余地はないが、行政権は日本にある」と語ったことに対し、「国家をおとしめるものだ」と不快感を示した。

 さらに尖閣諸島をめぐる問題で強硬姿勢を見せる中国を引き合いに、「わが国の政府は日本植民地時代から抜け出せていないようだ」と批判、その場で同海域の視察を決行することを決議した。

 なお外交部は同日、楊外交部長が「釣魚台の行政権は日本にある」と発言した事実はないとの声明を発表。さらに「中華民国が釣魚台に対し主権を有するとの主張を堅持する」とした上で、「1971年に米国が同諸島の行政権を日本に引き渡そうとしたときにも反対を表明した」と強調した。