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南僑、製パン用油脂と冷凍パン生地を値上げ


ニュース 食品 作成日:2010年10月22日_記事番号:T00026070

南僑、製パン用油脂と冷凍パン生地を値上げ

 
 油脂メーカーの南僑化学工業は21日、製パン用油脂(ショートニングなど)と冷凍パン生地をそれぞれ10%程度値上げする方針を明らかにした。同社は「国際原材料価格は先高感が根強く、値上げは来年にかけて続く」との予測を示した。22日付経済日報が伝えた。

 南僑は中国で製パン用油脂業界2位、台湾では冷凍パン生地で最大手。ただ、パン製造コストに占める製パン用油脂と冷凍パン生地の割合は低いため、値上げによる末端製品への影響は限定的とみられる。むしろ、台湾では年初来、砂糖が40%、バターが50%以上も値上がりしており、製パン業者の経営を圧迫している。

 南僑は最近、リスクを回避するため、取引先との長期契約を避け、これまでの1年契約を四半期ごとの契約に切り替えた。

 一方、南僑は中国で製パン業が急成長していることを受け、広州工場の生産能力を来年第3四半期をめどに年3,000トン増強する。