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銅箔基板のアイテック、中国・湖北省に工場新設へ


ニュース 電子 作成日:2010年10月22日_記事番号:T00026077

銅箔基板のアイテック、中国・湖北省に工場新設へ

 
 プリント基板(PCB)材料の銅箔基板(CCL)大手、聯茂電子(アイテック)は、中国湖北省仙桃市・経済開発管理委員会と、同市湖北開発区に新たな工場を建設することで投資協議意向書を交わした。3〜5年以内に月産能力100万〜110万枚の工場を建設する予定だ。22日付電子時報が報じた。

 アイテックの月産能力は現在、台湾工場が40万〜45万枚、広東省東莞工場が110万枚。生産ライン1本を増設する余地のある江蘇省無錫工場を加えると、同社全体の月産能力は年末時点で310万〜330万枚となる見通しだ。

 PCBメーカーの健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)も第3四半期に湖北省仙桃市と投資意向書を締結した。3,000万米ドルを投資予定で、早ければ2年以内に量産に入る計画だ。

 PCB業界関係者は、湖北エリアは労働力が豊富で、水道、電気料金が安い上、交通の便が良く迅速な出荷が実現できると指摘。さらに、台湾系PCBメーカーの生産拠点となっている華東エリアは工場排水量が限度枠いっぱいとなっており、排水枠に余裕のある華中エリアへ移転する兆候が関連業者を含め出てきたようだ。