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作成日：2010年10月25日_記事番号：T00026102
新光合成繊維、通年売上高が過去最高も
工業用プラスチック、化学繊維などを手掛ける新光合成繊維（新繊）は、今年１〜９月の売上高が188億7,500万台湾元（約500億円）と、月間平均20億元以上の好業績を上げており、通年でも2007年の254億元を超え過去最高となる可能性が出ている。また証券会社は通年利益も26億元と、過去10年で最高となるとみている。24日付工商時報が伝えた。
このような好業績を受け、新繊の呉東昇董事長は23日、今年と来年の２年間で60億元としていた設備投資額を約100億元まで拡大し、各事業で生産能力の拡充を行うと宣言した。特に注力する光電事業では、桃園の薄膜工場に50億元を投じて生産ライン２本を新設、来年末の完工で月産能力を1,500トンまで拡充する。
また従来からの事業の生産拡大にも計40億元以上を投じる予定で、ＰＥＴボトル成形ラインでは既に8,000万元をかけて年産能力を2,000万本から3,100万本に増強したほか、樹脂フィルムも月産ベースで400トンを増強、今月末には量産に入る。工業用プラスチックは中台で月産4,000トンのところを、5,000トンに拡充する。
