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富士康成都工場が操業開始、iPadの生産拠点か


ニュース 電子 作成日:2010年10月25日_記事番号:T00026110

富士康成都工場が操業開始、iPadの生産拠点か

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FHI)は、米アップルのタブレット型パソコン「iPad」の生産拠点となるとみられる中国四川省の成都高新技術開発区の新工場で22日、正式に操業を開始した。初期投資額は2億9,900万米ドル、授権資本金は1億米ドルで、追加投資分も含めると、投資額は20億米ドルに達する見通しだ。23日付旺報が伝えた。

 成都工場は今年8月に着工されたばかりで、わずか2カ月で生産開始にこぎ着けた。背景には、iPadの供給不足を解消したいアップルの意向があるとみられる。

 富士康では今年、深セン工場で従業員の飛び降り自殺や賃上げ要求が相次ぎ、同社は内陸部への生産拠点のシフトを進めていた。

 開発区側の発表によると、富士康は第1期の生産開始後、第2期の工場建設にも着手しており、急ピッチで生産能力を拡大する見通しだ。

 パソコンメーカーの間では四川省への進出が増えており、富士康のライバルとなる仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は先月26日、成都市双流県での工場設置に向けた会社登記を済ませた。