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エイサー、方正のPC部門698人を吸収


ニュース 電子 作成日:2010年10月25日_記事番号:T00026111

エイサー、方正のPC部門698人を吸収

 
 25日付電子時報が中国の報道を基に伝えたところによると、中国の方正科技(ファウンダー・テクノロジー・グループ)から「ファウンダー」の使用権を獲得した宏碁(エイサー)はこのほど、北京で共同記者会見を開催し、方正パソコン部門の統合を正式発表した。その席で藍燁・ファウンダー総裁は、方正の698人がエイサー傘下に入り、12月中にエイサー設計による「ファウンダー」ブランドのノートPCを発売すると表明した。

 方正のPC部門は販売および研究・開発の一部、調達までを業務範囲としていた。方正の蘇州工場はファウンダーブランドのデスクトップPCの生産を続けるが、運営管理やシステムはエイサーとの統合を済ませたという。

 市場調査機関の調べでは、エイサーは第2四半期、中国ノートPC市場でのシェアが7%で5位だったが、ファウンダーが加わることにより、10%近くとなり4位のヒューレット・パッカード(HP)を抜く可能性もあるという。また、販売店では既にファウンダー売り場でエイサーブランドの取り扱いを始めている。エイサーのジャンフランコ・ランチ執行長(CEO)は、方正の流通網を利用して商用ノートPC市場や中小都市販売網の開拓を進める方針を示している。