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DRAMメーカーのQ3業績、軒並み不振


ニュース 電子 作成日:2010年10月25日_記事番号:T00026113

DRAMメーカーのQ3業績、軒並み不振

 
 DRAM業界は例年需要期に当たる第3四半期の業績が軒並み伸び悩んでいる。パソコン需要の低迷、DRAM価格の下落が続いていることが背景だ。25日付電子時報が伝えた。

 企業別では南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、製造プロセスの転換期に当たったこともあり、第2四半期に比べ赤字拡大。力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)は利益を確保したものの、大幅減益。茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)も赤字が続いた。

 一方、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)は唯一増益を確保した。今年7月の63ナノメートル製造プロセス移行で生産コストが大幅に低下したことや、設備拡充で12インチ工場の生産能力が増加したことが背景。

 第4四半期をめぐっては、DRAM価格になおも10〜20%の下値余地があるとの悲観的な見方がある中、年末には一部企業のパソコン買い替え需要でDRAM価格が反発に転じるとの見方もある。各社の黒字転換時期は、製造プロセス微細化の進度にも左右されそうだ。