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作成日：2010年10月25日_記事番号：T00026115
メディアテック、成都で25億元投資意向
ＩＣ設計大手の聯発科技（メディアテック）の王文信・中国区総経理はこのほど、最近中国四川省成都市に設立した分公司（支社）で1,000万米ドル以上の増資を年内に行い、さらに今後５〜10年で５億人民元（約25億台湾元）の追加投資を進める方針を明らかにした。王総経理は「（鴻海科技集団傘下の）富士康など川下の企業が（内陸部に）進出しており、我々も追随を検討している」と述べた。25日付蘋果日報が伝えた。
メディアテックは今年７月、資本金480万米ドルで、成都分公司を設立した。当初は中国内陸部の優秀な人材を確保するのが目的だったが、増資後は本業の携帯電話用チップの研究開発（Ｒ＆Ｄ）に本格参入する見通しだ。
王総経理は「成都、西安などには優秀な学校があり、人材は沿海部に引けを取らない。沿海部の人材は離職者が多いが、西部では人材移動が少なく、研究開発の一貫性を確保する上で有利だ」と述べた。
成都分公司の従業員は現在20人だが、最近100人の採用を決め、来年には150人規模となる見通しだ。
