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福州市、対台湾物流モデル都市に


ニュース 運輸 作成日:2010年10月26日_記事番号:T00026122

福州市、対台湾物流モデル都市に

 
 中国・福建省福州市はこのほど、中国商務部から台湾との貿易拠点となる「対台物流モデル都市」に指定されたことを明らかにした。同市は2020年までに、長江デルタ、珠江デルタの中間にある地理的な利点を生かし、台湾海峡西岸の物流拠点として、発展を目指す方針だ。26日付工商時報が伝えた。

 一方、華僑向け通信社、中国新聞社によると、中国国務院はこのほど、福州保税港区の設置を正式に認可した。同保税港区は構内に鉄道の引き込み線があり、台湾側の自由貿易港区である基隆港との間でスムーズな輸送が期待される。

 同保税港区は面積が9.2平方キロメートルで、中国で11番目の保税港となる。周辺の福州保税物流園区、福清輸出化工区、福州江陰港区などと連携した発展を目指す。

 福州には中台間の物流需要増大を見越し、マースク、バックス・グローバル、フェデラル・エクスプレス、中国海運集団(チャイナ・シッピング)、中国外運(シノトランス)などが相次いで拠点を構えている。