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DBS、来年にも台湾に現地法人


ニュース 金融 作成日:2010年10月26日_記事番号:T00026127

DBS、来年にも台湾に現地法人

 
 シンガポール銀行大手、DBS(星展銀行)のピユシュ・グプタ最高経営責任者(CEO)は25日、来年第3四半期をめどに台湾に現地法人を設立する意向を表明した。ただ、追加的な地場銀行買収には消極的な姿勢を示した。

 DBSグループは、新光信義金融中心に台湾本部を設け、1階にメーン支店を設ける方
針だ。来年第1四半期にも移転を開始する。

 DBSは1983年に台北に支店を設置。2008年に旧宝華商業銀行を買収し、現在は台湾全土に40店舗を展開している。DBSは現地法人設立に向け、台湾に150億台湾元(約400億円)の資金を追加投入する方針で、宝華銀買収に投じた70億元を合わせると、台湾に累計で220億元を投資することになる。

 グプタCEOは「これら投資はDBSが台湾市場を開拓する意向を示すものだ。資金投入後、DBSは台湾で追加的な同業買収は計画していない。40店舗のネットワークをシンガポール、香港、中国と連携させ、相乗効果を上げることが現時点で最も求められる」と述べた。

 DBSは台湾での事業拡大に向け、25日にバックオフィスとなる「台北ハブ」(台北市内湖区)を開設した。