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旺旺寬頻媒体、CATV2位中嘉を買収へ【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年10月26日_記事番号:T00026130

旺旺寬頻媒体、CATV2位中嘉を買収へ【表】

 
 食品大手、旺旺集団系のケーブルテレビ(CATV)業者、旺旺寬頻媒体は近く、CATV業界2位の中嘉網路(チャイナ・ネットワーク・システムズ)の経営権を大株主のMBKパートナーズから取得する内容の覚書を結んだもようだ。26日付経済日報が伝えた。
 
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 これに関連し、MBK設立者の1人、龔国権氏は今週中にも台湾入りを予定している。契約1件当たりの譲渡価格は過去最高の6万5,000台湾元(約17万2,000円)が見込まれるという。旺旺集団と中嘉網絡はいずれもコメントを避けている。

 旺旺寬頻媒体は、旺旺集団の蔡衍明董事長、国泰金融控股の蔡鎮宇元董事長、東森国際(EMI)の王令麟董事長が設立したCATV業者で、蔡衍明董事長の息子の蔡紹中氏が董事長を務めている。

 旺旺集団は近年、中国時報、中国電視公司(CTV)、中天電視(CTI)などを傘下に収めており、中嘉買収が実現すれば、メディアグループとしての影響力をさらに拡大することになる。今後はメディア市場独占懸念をめぐる国家通訊傳播委員会(NCC)の判断に注目が集まる。