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作成日：2010年10月26日_記事番号：T00026134
永豊餘造紙、江蘇省揚州にバイオパルプ工場
製紙最大手の永豊餘造紙は、稲のもみ殻を利用したバイオパルプ技術を活用し、中国江蘇省揚州市に新会社「永豊餘（揚州）農業資源再生利用有限公司」を設立し、バイオパルプ工場を建設する意向を固めた。投資額は800万米ドルで、来年第２四半期の生産開始を見込む。26日付工商時報が伝えた。
同社は森林の乱伐防止を図るため、数年前からバイオパルプ技術の開発に取り組み、初の実用化拠点として、中国を選んだ。中国は第12次５カ年計画（2011～15年）でエコ産業を重視しており、商機が大きいと判断した。
揚州市の王燕文・共産党委書記は先月台湾を訪れた際、永豊餘集団の何寿川グループ会長と会談し、バイオパルプ技術を高く評価。永豊餘による工場建設に協力意向を表明していた。
