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作成日：2010年10月26日_記事番号：T00026135
ＴＳＭＣ、独ＺＳＷにＣＩＧＳ技術移転打診
ＣＩＧＳ（銅・インジウム・ガリウム・セレン）薄膜太陽電池で、太陽電池産業への参入を目指す台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）はこのほど、ドイツの公立研究機関ＺＳＷに社員を派遣し、ＣＩＧＳ太陽電池の高効率化技術の移転を求めたもようだ。26日付電子時報が伝えた。
技術移転の打診は合意には達しなかったとされるが、事実とすれば、ＴＳＭＣは自社が出資する米Stion以外に提携先を模索していることになる。Stionは当初、資本提携を背景に、ＴＳＭＣに技術移転を行い、ＣＩＧＳ太陽電池量産を支援するとみられていた。しかし、Stionは独自で台湾への工場設置を目指す方針に転換し、ＴＳＭＣとの関係が微妙になっていた。
ＴＳＭＣの広報担当者は、ＺＳＷとの接触については承知していないとした上で、「短期的に技術投資先はStionに限られる」と述べた。
