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液晶テレビ在庫増加、例年より早く値下げシーズン到来


ニュース 家電 作成日:2010年10月26日_記事番号:T00026138

液晶テレビ在庫増加、例年より早く値下げシーズン到来

 
 台湾液晶テレビ市場ではハイシーズンに当たる第4四半期に入り、このほどソニーが32インチの入門機種を1万7,900台湾元(約4万7,000円)へと約2,000元引き下げた。テレビブランド業者によると、在庫水準が5週以上にまで高まっており、例年より早く、10月中に値下げシーズン入りしそうだ。26日付電子時報が報じた。

 業者によると、第3四半期通期の市場全体の販売台数は前期比15%増、前年同期比10%増となったものの、多くのブランドで9月の販売実績が8月を下回り、在庫水準の上昇が見られるという。

 第4四半期の販売見通しについては、企業の忘年会(尾牙)シーズンなどの恩恵を受ける12月にピークを迎えるとしている。12月の販売は前年同月比20%増、第4四半期通期では前期比8〜10%増となると予測している。

 発光ダイオード(LED)バックライト搭載機種の品ぞろえの少ない台湾ブランドは、販売目標達成のため第4四半期は同製品を中心に値下げすると予想され、ソニーなど大手ブランドも11月から追随するとみられる。

 台湾液晶テレビ市場の今年通年の販売台数は、前年比小幅成長の115万〜120万台となる見込みだ。