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作成日:2010年10月26日_記事番号:T00026141
タッチパネル各社の設備投資額、合計300億元に
26日付電子時報によると、タッチパネルの需要増加を受けて関連メーカー各社の設備投資が加速、今年着手した設備投資の総額は300億台湾元(約793億円)以上に達すると見込まれる。
静電容量方式タッチパネル大手の宸鴻光電科技(TPKタッチ・ソリューションズ)は、今年初めに1億米ドルを投資し、中国・福建省アモイ市に第3世代のタッチパネルガラス生産ラインを建設。第4四半期から生産開始しており、月産能力はガラス基板投入ベースで最大12万枚だ。
中小型液晶パネルメーカー、勝華科技(ウィンテック)も、今年初めに60億元を投じて着工した広東省東莞市の工場が第4四半期に稼働。さらに100億元を追加投資し、前工程のタッチパネルガラス生産から後工程のタッチパネルモジュール製造まで一貫生産体制を整える。
このほか、瀚宇彩晶(ハンスター)傘下の和鑫光電(シンテック・フォトロニック)は、88億元を投じて南部科学工業園区(南科)に第4.5世代の一貫生産工場を着工し、来年第3四半期の稼働を目指す。友達光電(AUO)傘下の達虹科技(CANDO)が中部科学工業園区(中科)に建設中の第4.5世代工場も、2012年第1四半期に量産を開始する。