ニュース 電子 作成日:2010年10月26日_記事番号:T00026143
NAND型フラッシュメモリー制御IC大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は26日、メモリーモジュール大手の米キングストン・テクノロジーとの合弁による、モバイル機器向け組み込みメモリーメーカー設立を正式発表した。2社の強みを統合し、スマートフォンの宏達国際電子(HTC)など携帯電話大手からの受注を目指す構えだ。設立手続きが済めば、早ければ11月にも営業を開始する。26日付経済日報などが伝えた。
ファイソンによると、新会社の資本額は1億台湾元(約2億6,400万円)以下とし、うちファイソンが4割以下、キングストンが6割以上を出資する。董事長はキングストンから迎え、ファイソンからは潘健成董事長が董事に就任する予定。
新会社ではファイソンがフラッシュメモリー制御ICの設計を担当、2社共同で調達や販売などそれぞれ得意分野を生かし、短期間でのシェア拡大を目指す。
ファイソンは従来から組み込みメモリー事業に取り組んできたが、サムスン電子や東芝など圧倒的シェアを誇る大手に阻まれ、受注量が伸び悩んでいる。このため、長年パートナー関係にあり、同じく携帯大手からの受注を目指して提携先を模索中で、ファイソンの第2株主でもあるキングストンとの合弁を決定した。
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