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台北市長選、「蘇氏が実質リード」=聯合報


ニュース 政治 作成日:2010年10月27日_記事番号:T00026149

台北市長選、「蘇氏が実質リード」=聯合報

 
 5直轄市長選挙(11月27日投開票)を控え、国民党寄りの聯合報が23〜24日に台北市の情勢について世論調査を行い、1,073人(ほか無回答496人)の同市民に「あすが投票日なら誰に投票する?」と質問したところ、48%が国民党の現職・郝龍斌氏と回答し、民進党候補、蘇貞昌氏の37%を大きく上回った。しかし聯合報は、支持者を明らかにしなかった市民の回答予測を含めると、郝氏49%、蘇氏51%と僅差で蘇氏がリードしていると指摘した。27日付同紙が報じた。
 
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24日に台北市内湖区で開かれた地区選対本部設置イベントで気勢を挙げる蘇貞昌氏(左)(中央社)
 
 2カ月前に実施された前回調査に比べ今回、郝氏は7ポイント、蘇氏は4ポイント支持率を伸ばした。しかし、人口特性、政治姿勢などを考慮すると、回答しなかった市民の大部分が民進党支持者とみられ、これに基づいて支持率を算出すると蘇氏が逆転したと聯合報は分析している。

 聯合報は、蘇氏のリードは誤差の範囲内である上、蘇氏支持者の投票意欲は82%と、郝氏支持者の85%を若干下回るため、結果はどう出るか分らないとしている。

 ただ今回の報道は、台北市職員の汚職疑惑などで郝氏の選挙情勢に厳しさが伝えられる中、国民党寄りの同紙が、同党支持者の投票率アップを図るため、危機感をあおっているとの見方もできる。