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自動車・二輪車
作成日：2007年9月12日_記事番号：T00002615
太子汽車、万泰銀危機で債務繰り延べ申請
12日付工商時報によると、太子汽車集団は傘下の万泰銀行の経営危機による株価の大幅下落で、含み損が100億台湾元（約344億円）近くに上ったことを受けて、このほど債権銀行の一部に債務の元本返済の繰り延べを申し立て、原則的な了解を得た。
債務の合計は、計30の銀行に対し200億元以上に上り、多い銀行で20億～30億元、少ない銀行で6,000万～7,000万元程度。債務の80％は太子汽車のものだが、２年間の繰り延べに応じた銀行は「本業の経営は問題なく、万泰銀危機で損失が発生しただけで、元本返済の繰り延べは一時的な現象」とみている。なお、利息返済は従来通り行われる。
万泰銀の董事長職を辞して、11日太子汽車の董事長兼総経理に就任した許勝発太子汽車董事長は、台北県三重市重新路や土城工場区、桃園県中レキ市（レキは土へんに歴）や台中など、市価100億元以上に上る土地資産を処分して、グループの財務改善を図る構えだ。
