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台北市のB級オフィス物件、Q3相場が年25%上昇【図】


ニュース 建設 作成日:2010年10月27日_記事番号:T00026157

台北市のB級オフィス物件、Q3相場が年25%上昇【図】

 
 不動産仲介最大手の信義房屋傘下、全球資産管理公司によると、台北市のB級(低級)オフィス物件の取引相場は第3四半期、平均で前年同期比25%上昇となった。特に敦化南路「東帝士摩天大楼」は1坪当たり85万台湾元(約225万円)とB級オフィス物件の過去最高を記録、南京東路の「和成大楼」も今年7月に78万元を付け過去3年で56%上昇している。27日付工商時報が伝えた。
 
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 米不動産コンサルタント、コリアーズ・インターナショナル台湾法人の高力国際は、B級オフィス物件の相場急上昇について、昨年初頭の遺産税(相続税)と贈与税の税率引き下げで海外資金が流入、また中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結による経済効果を見込んだ法人の不動産投資が活性化しているためと分析した。

 特に最近は上昇が激しく、信義路の「世紀金融広場」の取引価格は今年3月の1坪60万元から、わずか2カ月後の5月には80万元まで27%跳ね上がった。このほか、建国北路の「欣商業大楼」も6月の36万元から8月には47万元へと31%上昇した。