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日系工作機械メーカー、台湾調達拡大を検討


ニュース 機械 作成日:2010年10月27日_記事番号:T00026163

日系工作機械メーカー、台湾調達拡大を検討

 
 台湾区工具機零組件(部品)工業同業公会(TMBA)の游進坤副理事長は26日、日本の工作機械メーカーの多くが、円高による競争力低下を懸念し、部品調達拡大や生産拠点設置を目的に台湾を視察に訪れていることを明らかにした。今後、台湾の板金、油冷却器、鋳造部品、旋盤用ホルダー、リニアガイド、ボールねじといったメーカーが恩恵を受ける見込みだ。27日付工商時報が伝えた。

 游理事長は台湾調達拡大を検討している日系工作機械メーカーとして、▽オークマ▽ヤマザキマザック▽村田製作所▽森精機製作所▽ミヤノ▽中村留精密工業▽スター精密▽シチズンマシナリー──などの企業名を挙げた。

 オークマは台北県三峡に大同集団(TATUNG)との合弁工場「大同大隈」を、ヤマザキマザックは台中工業区にサポート拠点「台湾テクノロジーセンタ」を設置している。游副理事長は「今後さらに多くの日系メーカーが海外拠点開設に取り組む」と指摘し、拠点に台湾が選ばれるかどうかが業界の注目を集めていると語った。