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東陽集団、中国でバンパー増産


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年10月27日_記事番号:T00026165

東陽集団、中国でバンパー増産

 
 自動車部品最大手の東陽集団は、中国の自動車用バンパー市場で首位となる17%のシェアを確保しており、来年には広東省広州市、湖南省長沙市に工場を設置し、生産をさらに拡大する意向だ。27日付経済日報が伝えた。

 東陽集団は昨年中国でバンパー440万個を生産したと推定される。同社はフォルクスワーゲン系の一汽大衆汽車、フィアット系の広汽飛雅特のOEM(相手先ブランドによる生産)も受注し、中国事業は今後も収益拡大が予想される。

 東陽集団は現在中国に17カ所の工場を保有しており、中国の自動車市場好況を受け、今年1~9月の中国各工場の合計売上高は104億台湾元(約276億円)となり、昨年通年の104億7,000万元とほぼ並んだ。また、1~9月の中国各工場の合計税引き前利益は12億3,300万元となり、昨年通年の11億6,600万元を既に上回った。OEM受注の拡大で、同社のバンパー生産能力は今後50%増加が見込まれる。

 東陽集団の呉永茂総裁は「提携対象は進出当初の15大メーカーから(一汽集団、東風汽車、長安汽車などの)6大メーカーへと徐々に絞り込んだ」と指摘した。