台湾区工具機零組件（工作機械と部品）工業同業公会（ＴＭＢＡ）の卓永財理事長は26日、円高による日系メーカーからの受注拡大で、今年の台湾工作機械産業の生産額は1,300億台湾元（約3,450億円）まで回復し、韓国を抜き世界５位の座を取り戻すとの予測を示した。27日付経済日報が伝えた。
台湾の工作機械生産額は昨年、金融危機の影響で24億1,900万米ドルへと、2008年の48億700万米ドル（約1,500億元に相当）から一気に半分近くまで減少、初めて韓国（26億6,500万米ドル）に抜かれ、世界５位から６位へと転落した。
卓理事長によると、業界景気が回復し、来月３日から台中水ナン経貿園区（ナンはさんずいに南）で開催する第１回台湾国際工具機（工作機械）展（台湾国際マシーンツールショウ、ＴＭＴＳ2010）では300社が1,300以上のブースを出展、盛況が予想されるという。
