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USB3.0対応IC価格競争激化、淘汰・統合が不可避


ニュース 電子 作成日:2010年10月27日_記事番号:T00026172

USB3.0対応IC価格競争激化、淘汰・統合が不可避

 
 USBよりデータ転送速度が速い新規格「USB3.0」の本格的な普及を前に多くの台湾IC設計業者が同分野へ参入し、一部中国ノーブランド市場の業者でデバイス用ICのオファー価格が1米ドル以下にまで下落するなど価格競争が激化している。長期的には、業界での淘汰・統合が避けられない見通しだ。27日付電子時報が報じた。

 華碩電脳(ASUS)傘下の祥碩科技(ASメディア・テクノロジー)、威盛電子(VIAテクノロジーズ)傘下の威鋒電子(VIA Labs)は、グループのマザーボードおよびチップセットのリソースを背景に、ホスト、デバイス、USBハブのすべてを網羅し、今後出荷量を増やすとみられる。

 智微科技(JMicronテクノロジー)は、過去にSATAやUSB2.0対応外付けHDDを手掛けた経験が強みだが、USB3.0分野での技術開発では比較的後れをとっている。

 智原科技(ファラデー・テクノロジー)傘下の銀燦科技(Innostorテクノロジー)は、主に中国のUSBメモリー市場をターゲットとしているが、今後はブランドメモリーモジュールメーカーを開拓するとみられる。

 鈺創科技(イートロン・テクノロジー)は、元・揚智科技(アリ・コーポレーション)の研究開発(R&D)要員を取り込んでSDRAM市場からUSB3.0分野へ参入しており、今後ホスト側からデバイス側への進出を進める見通しだ。