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モバイルDRAM需要好調、来年4月まで=パワーテック


ニュース 電子 作成日:2010年10月27日_記事番号:T00026173

モバイルDRAM需要好調、来年4月まで=パワーテック

 
 半導体メモリのパッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、力成科技(パワーテック・テクノロジー)の蔡篤恭董事長は26日、スマートフォンとタブレット型パソコン市場の成長を受けたモバイルDRAM需要の高まりは、少なくとも来年4月まで続き、一時的な供給不足に陥る可能性もあるとの見方を示した。同社の設備稼働率は現在95%に達しているという。27日付電子時報が報じた。

 蔡董事長は、同社第4四半期のモバイルDRAM出荷量はウエハーベースで全体の5〜10%を占めたが、来年第1四半期にはこれが2倍に拡大するとの予測を示した。

 パワーテックが26日に発表した今年第3四半期の連結業績は、売上高が前期比5.9%増の98億3,700万台湾元(約260億円)で過去最高となった。粗利益率は28%で前期の28.1%とほぼ横ばい。純利益は同4.4%増の20億7,300万元、1株当たりの利益(EPS)は2.90元(前期2.82元)だった。

 同社は、第4四半期、来年第1四半期と売上高の過去最高更新が続くとみており、2011年通年では15〜20%増収を見込んでいる。なお、来年の設備投資額は今年の120億元と同水準を予定している。