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作成日:2010年10月27日_記事番号:T00026174
電子業界、クリスマス需要が好調
台湾ハイテク業界は例年のハイシーズンに当たる第4四半期に入り、欧米からのクリスマス向け受注が好調となっており、特にノートパソコン、スマートフォン、タブレットPCの需要が高まっている。27日付経済日報が報じた。
米電池メーカー大手、デュラセルが行った英国の児童・少年および保護者2,138人を対象にした調査によると、39%の子どもが今年のクリスマスプレゼントに「アップルの製品が欲しい」と答えたという。
こうした中、証券会社によると、アップルのiPhone、iPadを受託生産する鴻海科技集団(フォックスコン)は、10月売上高が3カ月連続の過去最高更新となり、第4四半期通期でも前期比10〜15%増加する見通しだ。
またiPhone向けにデジタルカメラレンズを供給する大立光電(ラーガン・プレシジョン)も第4四半期の連結売上高は、第3四半期に記録した34億8,400万台湾元(約92億円)の過去最高を塗り替えるとみられる。
アップル関連以外では、スマートフォン大手ブランドの宏達国際電子(HTC)が、第4四半期はアンドロイドまたはウインドウズフォン7(WP7)の2大OS(基本ソフト)を搭載した新機種の出荷が増えるとみられることから、同期売上高は過去最高となりそうだ。これに伴い同社製品に筐体(きょうたい)を供給する可成科技(キャッチャー・テクノロジー)も業績を好感している。