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新生高架路事件、台北市政府秘書長を起訴


ニュース 社会 作成日:2010年10月28日_記事番号:T00026180

新生高架路事件、台北市政府秘書長を起訴

 
 台北市の新生高架路補修工事をめぐる不正事件で、台北地検は27日、業者と共謀し、落札価格をつり上げていた疑いが強まったとして、台北市政府の楊錫安秘書長(60)を起訴した。楊秘書長は60万台湾元(約160万円)で保釈が認められたが、出境禁止措置が取られた。28日付自由時報が伝えた。
 
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検察による事情聴取を終え、保釈された楊被告。郝市政のイメージは大きく傷ついた(27日=中央社)
 
 検察は、楊秘書長が落札業者の工信工程と私的に交わした電子メールに落札予定価格にかかわる内容が含まれていたことなどを証拠として、楊秘書長が工信工程と共謀し、落札価格を3億元つり上げたと断定した。

 これを受け、郝龍斌台北市長は27日午後、楊秘書長の解任を発表した。

 楊秘書長は郝市長の信頼が厚い人物で、11月27日投票の台北市長選で再選を目指す郝市長はさらに不利な状況に追い込まれた。郝市長は「自分のモラルには自信があり、外部によるチェックにも耐え得る。もし市発注の工事の調達でわたし個人のモラルが問われることになれば、直ちに辞職する」と語った。