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信昌電子のMLCC素材、日本顧客を積極開拓


ニュース 電子 作成日:2010年10月28日_記事番号:T00026192

信昌電子のMLCC素材、日本顧客を積極開拓

 
 受動部品大手の華新科技(ウォルシン・テクノロジー)傘下、信昌電子陶瓷(プロスペリティー・ダイエレクトリックス、PDC)の程凌天総経理はこのほど、「当社は既に高容量の積層セラミックコンデンサ(MLCC)用セラミックパウダーの開発に成功しており、11月から日本の顧客にサンプル出荷する」と語った。28日付電子時報が報じた。

 信昌電子のMLCC用セラミックパウダーは、台湾の顧客が多数を占めるが、今年初めから日本のあるMLCC大手に少量出荷を開始。当初1カ月当たり5トンだった出荷量は、現在15〜20トンまで拡大している。11月には別の日系大手にもサンプル出荷する予定で、輸出の比率が引き続き上昇しそうだ。

 証券会社の予測によると、信昌電子の2010年セラミックパウダー出荷量は前年比倍増の3,000トンで、世界シェア16%余りを占める見通しだ。11年には4,500トンまで増え、シェアも23%に向上すると予想される。