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CDMA版iPhone4、ペガトロンが12月に出荷開始か


ニュース 電子 作成日:2010年10月28日_記事番号:T00026194

CDMA版iPhone4、ペガトロンが12月に出荷開始か

 
 28日付電子時報は、米アップルが来年初めにも発売すると観測されているスマートフォン「iPhone4」のCDMA方式対応機種を、和碩聯合科技(ペガトロン)が12月に出荷を開始するという部品業者による情報を報じた。ペガトロンは来年、同機種の1,000万台以上の出荷を見込んでいるという。

 程建中ペガトロン執行長(CEO)は27日の業績説明会で、スマートフォンが今後の主力製品の一つで、関連人員を1万人補充したほか、第2四半期から関連機器・設備の導入を進めていると語った。

 程執行長はまた、来年はノートパソコンのほか、「通信関連製品」でも新たな顧客を獲得し、売上高の倍増が見込めると述べた。これがiPhoneの受託生産を指すと市場ではみられている。電子時報によると、ペガトロンは上海工場にiPhone専用エリアも設けたという。

 同社が発表した第3四半期連結売上高は、前期比11.1%増、前年同期比21.6%減の1,154億台湾元(約3,000億円)で当初予測を下回った。粗利益率は3.2%と前期の4.5%から低下した。程執行長は、台湾元の対人民元、米ドルレートが上昇したことや、利益率の低い製品が増えたことが原因と説明した。来年は5〜5.5%への回復を目指す。純利益は前期比14.7%減、前年同期比59%減の14億4,800万元だった。