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サラリーパーソンの年間給与、09年は平均2.9万元減少【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年10月29日_記事番号:T00026209

サラリーパーソンの年間給与、09年は平均2.9万元減少【図】

 
 行政院主計処が28日発表した「受僱員工(被雇用者)動向調査統計」によると、2009年の被雇用者1人当たりの年間給与(経常性給与=ボーナスなどの特別賞与を含まず)は58万7,000台湾元(約155万円)で、08年より2万9,000元減少し、過去5年で最低だった。また、昇給・減給を実施しなかった企業の割合は84.2%、減給を実施した企業の割合は4.9%と、ともに過去2番目に高かった。29日付自由時報が伝えた。
 
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 昇給を実施した企業の割合は11.9%と、08年の10.9%に次ぐ過去2番目の低さだった。全社的に昇給を実施したのは企業全体の2.6%で過去最低だった。昇給幅は「3%以上6%未満」が最多(1%)だった。

 なお、昇給を実施した企業を業界別でみると、金融・保険業が52.9%と最も多く、次に電力・ガス供給が27.8%、情報通信・マスコミが21.5%と続いた。減給が最も多かったのは製造業の10.7%だった。

 主計処は、昇給を実施した企業が少なかったことについて「景気は下半期に回復し始めたが、上半期は依然低迷していたためだ」と分析した。