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米ニューヨーク生命の子会社売却、台湾だけ不調


ニュース 金融 作成日:2010年10月29日_記事番号:T00026210

米ニューヨーク生命の子会社売却、台湾だけ不調

 
 米生命保険大手、ニューヨーク・ライフ・インシュアランス(ニューヨーク生命)が実施した台湾、香港、韓国の生保子会社の売却入札で、香港、韓国はスイス系保険会社エースに総額4億2,500万米ドルで売却されることが28日までに決まったが、台湾子会社の国際紐約人寿の売却は不調に終わった。29日付経済日報が伝えた。

 国際紐約人寿の林順才総経理は、売却不調についてコメントを避け、「これまで計画に従って業務を展開してきた」と述べるにとどまった。

 台湾子会社だけ売却対象から漏れたことについて投資銀行関係者は、「台湾の監督機関が最近、外資系保険会社の事業売却に対して非友好的な態度を取っており、潜在的な買い手が手を引いている」と指摘した。

 国際紐約人寿は赤字経営が続いていたが、保険商品の見直しを進めた結果、今年上半期には台湾の会計基準で1億7,000万台湾元(約4億5,000万円)の黒字を計上した。米国会計基準では1〜9月で5億元の利益を確保した。