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3者合弁の太陽電池メーカー、「中陽光伏」設立【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年10月29日_記事番号:T00026216

3者合弁の太陽電池メーカー、「中陽光伏」設立【表】

 
 中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)、昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)、宏達国際電子(HTC)の王雪紅董事長の3者は合弁会社「中陽光伏」を設立し、2012年からシリコンウエハーと太陽電池の生産を開始する。29日付工商時報が伝えた。
 
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 出資比率はSAS、ソーラーテックが各45%、王董事長が10%で、北部か中部を工場建設地に選び、来年中に着工する。

 ソーラーテックの劉康信董事長は「直ちに年1億ギガワット(GW)の生産能力を目指し、操業開始1年目で黒字が見込める」と述べた。

 SASの徐秀蘭総経理は、「業界の垂直統合とは異なり、中陽光伏は台湾が得意とするシリコンウエハーと太陽電池を結合するものだ。シリコンウエハーはSASが供給するので、供給不足の懸念はない」と説明した。

 社名に使われた「光伏」は太陽光発電を意味する中国式表現で、中陽光伏が中国市場進出を念頭に置いていることをうかがわせる。