ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ASUSの11年ノート生産、クアンタ・コンパルが5割受託へ


ニュース 電子 作成日:2010年10月29日_記事番号:T00026224

ASUSの11年ノート生産、クアンタ・コンパルが5割受託へ

 
 華碩電脳(ASUS)の沈振来執行長(CEO)はこのほど、2011年のノートパソコン生産の外部委託について言及し、同社から経営分離(スピンオフ)した和碩聯合科技(ペガトロン)以外に、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)および仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)へ50%を発注する意向を示した。一方、最も早くからASUSのノートPCを受託生産してきた鴻海科技集団(フォックスコン)の受注は来年、5%以下にとどまる見通しだ。29日付工商時報が報じた。

 ASUSは今年6月にペガトロンをスピンオフした後、ノートPC生産の外部委託拡大を積極的に進め、今年9月からクアンタを委託先に加えたことで第4四半期のペガトロン以外への委託比率は30〜40%となる見通しだ。さらに来年1〜2月からコンパルがパートナーに加わる予定で、来年第2四半期には50%に達する見込みだ。

 ASUSの来年のノートPC出荷台数は2,000万台を突破するとみられており、このうち約5割がペガトロン、約3割がクアンタ、約2割がコンパルの受注割合となるもようだ。

 なお鴻海への委託比率は今年10%以下にとどまり、来年はさらに低下、ASUSのサプライチェーンからほぼ脱退することになる。