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李前総統、国連住民投票を批判


ニュース 政治 作成日:2007年9月13日_記事番号:T00002623

李前総統、国連住民投票を批判

 
 李登輝前総統は12日、民進党政権が来年の総統選挙と同時に台湾名義での国連復帰の是非を問う住民投票を実施する方針を打ち出していることに対し、「紛争と対立を生むだけで非常に良くない。青(野党系)と緑(与党系)は永久に和解できなくなってしまう」と憂慮の念を示した。

 国連復帰の可能性にについても、「台湾の法的地位ははっきりせず、資格が不足している」と語った上で、「国連加盟のテーマは新しい総統にやらせたらいい。残りの任期が少なくなった総統がやるべきではない」と陳水扁総統を批判した。民進党は9月15日に高雄市で、台湾名義による国連加盟を国際社会にアピールするための大規模デモを計画しているが、参加する意思はないことも明らかにした。

 総統選挙の情勢についても、「民進党はまるで謝長廷氏ではなく、陳氏が立候補しているかのようだ。謝氏が声を大きくしないと、有権者は誰が候補者なのか分からなくなってしまう」と懸念を示した。