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TSMCとUMC、11年も設備投資を拡大


ニュース 電子 作成日:2010年10月29日_記事番号:T00026230

TSMCとUMC、11年も設備投資を拡大

 
 29日付電子時報によると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)と聯華電子(UMC)は来年、今年を上回る設備投資を行うと予想されている。

 TSMCの今年の設備投資額は59億米ドル。張忠謀董事長によると、来年は28ナノメートル以下の製造プロセスの研究開発(R&D)費用を7億米ドルとし、今年比で約3億米ドル引き上げる。また、上海市松江の0.13マイクロメートル製造プロセス工場の生産能力を月4万9,000枚(8インチウエハー換算)から11万枚に拡大する。

 今年の設備投資額を18億米ドルに上方修正したUMCは、孫世偉執行長(CEO)が「来年はさらに積極的に投資を行う」と述べている。生産能力拡大によって、同社に急追するグローバルファウンドリーズ(GF)との競争で優位に立ちたい考えだ。なおGFは今年27億米ドルの設備投資を行った。

 TSMCとUMCが来年も積極的な設備投資姿勢を示していることに設備業者からは驚きの声が出ているが、張TSMC董事長は28ナノでは投資額が65ナノの2倍に上るとして、投資額が膨らむのはやむを得ないとの認識だ。