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安倍・馬会談、尖閣問題への理性的対応で一致


ニュース 政治 作成日:2010年11月1日_記事番号:T00026238

安倍・馬会談、尖閣問題への理性的対応で一致

 
 台北松山〜東京羽田線の就航に伴い台湾を訪れた安倍晋三元首相は31日、馬英九総統と会見した。楊進添外交部長によると、現在日中間で争議となっており、台湾も領有権を主張している尖閣諸島問題が話題に上ったようだ。その際、主権が日本にあると主張した安倍元首相に対し、馬総統も「われわれの領土だ」と応酬。しかし双方は、冷静かつ理性的に問題の対応に当たることで一致したという。1日付自由時報などが報じた。
 
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馬英九総統(右)と会見する安倍晋三元首相(左)(31日=中央社)
 
 安倍元首相は馬総統との会見に先立って、中華民国のために尽くして亡くなった英霊を祭る忠烈祠(台北市)を参拝し献花を行った。抗日戦の英雄も多く祭られる場所への訪問が台湾メディアの注目を集めたが、安倍元首相は「これらの方々の犠牲に心を動かされたため参拝した」と説明した。

 これに対し同日、安倍元首相と会見した李登輝元総統は「これこそ国家が互いに尊重し合うということだ」と評価し、「台湾人も靖国神社を参拝すべきだ」と語った。

 安倍元首相は1日、蔡英文・民進党主席と意見交換を行い、王金平・立法院長と会見した後、午後4時45分の全日空1188便で帰途につく予定だ。