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日航のリストラ従業員ら、松山〜羽田線記念式典に乱入


ニュース 運輸 作成日:2010年11月1日_記事番号:T00026242

日航のリストラ従業員ら、松山〜羽田線記念式典に乱入

 
 台北松山〜東京羽田線が就航した31日、会社更生手続き中の日本航空が台湾支店の客室乗務員らを大量に解雇したのは不当だとして、元従業員や労働者団体の約50人が、松山空港で抗議活動を行った。同日、空港内では就航記念式典や、日本からの第1便を迎えるレセプションが開催され、日台の要人が多く出入りしたため厳重な警備体制が敷かれたが、レセプションの最中、元従業員3人が警備のすきをついて会場に押し掛け、「日航の解雇は違法だ。台湾人従業員を蔑視(べっし)している」などと叫んだ。式典は抗議者とそれを取り囲むメディアで一時騒然となったが、警備員が駆け付けるとすぐに収束し、滞りなく進んだ。31日中央社などが報じた。
 
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抗議活動を行う日航の元客室乗務員ら(31日=YSN)
 
 抗議に参加した日航の元客室乗務員は、「解雇された半数に上る台湾人乗務員のうち、ほとんどが退職の近いベテラン従業員を『優退』の名で辞めさせたものだが、数カ月分の給与を余分に支払ったのみでまったく優遇が感じられない」と憤りを示した。

 また「日航台湾支店の人員削減に対し、既に台北市政府労工局や行政院労工委員会(労委会)も違法であると認定している。しかし、これを無視して台湾人従業員の権利を奪っている」と抗議した。