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作成日：2010年11月1日_記事番号：T00026243
ビジネス機専門の華捷商務航空、中台直航解禁にらみ就航式
鴻海科技集団（フォックスコン）の郭台銘董事長が間接的に投資するビジネス専用機運航会社、華捷商務航空は29日、台北市の松山空港で就航式を行った。同社は保有機体を現在の３機から５年以内に20機まで拡充し、今後は企業幹部らを対象に主に中台間での運航を見込む。30日付工商時報が伝えた。
ただ、中台間では航空会社によるビジネス専用機の運航は現時点で認められておらず、企業幹部らが個人的に保有するプライベートジェット機しか運航できない。中台はビジネス専用機の中台直航を解禁する方向で交渉を行う方針で、華捷商務航空の設立もそれを見越した動きと言える。同社は中台間での早期の市場開放を求めていく構えだ。
中台間のビジネス専用機市場には、中興航空、復興航空（トランスアジア・エアウェイズ）も参入意向を示しており、各社は松山空港で年内に予定されるビジネス機拠点の入札に参加を予定している。
