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アパレル聚陽の中国事業、来年は9倍に成長も【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年11月1日_記事番号:T00026248

アパレル聚陽の中国事業、来年は9倍に成長も【表】

 
 1日付経済日報によると、アパレル大手の聚陽実業(マカロット・インダストリアル)が、上海美特斯邦威服飾の展開する中国最大のカジュアル衣料ブランド、「美特斯・邦威(Meters/bonwe)」から来年向けに大規模な生産委託を獲得したもようだ。これにより同社の中国・受託生産事業の売上高は来年、今年の9倍に当たる2,000万米ドルに迫り、売上全体に占める同事業の比率は、今年の1%未満から、3~5%に急上昇する見通しだ。
  
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 観測によると聚陽は今年、既に少量での美特斯・邦威への製品供給を開始しており、その製品が高い評価を受け、来年の大量受注につながったとみられる。

 中国市場では消費力の向上に伴い、アパレルブランドの大幅な業績成長が予想される中、従来米国市場を主なターゲットとしてきた聚陽は、中国市場の積極開拓を進め第2の収入源としたい考えだ。周理平同社董事長は「2012年には大陸(中国)事業の売上高比率を15%に引き上げる」との目標を掲げた。

 なお同社の今年度売上高は前年比10%以上増加し145億~150億台湾元(約380億〜400億円)、出荷量は同16.67%増の約840万ダースになると証券会社は予測している。