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男性もルックスにこだわり、豊胸手術が4割も増加


ニュース 社会 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026263

男性もルックスにこだわり、豊胸手術が4割も増加

 
 ルックスやスタイルを重視し、美容やファッションに多大な時間とお金を注ぎ込む——近年、そんな若い男性が増えている。男性が外見に強い美意識を持つ時代、化粧やエステはもはや女性だけの特権ではなくなりつつあるようだ。

 これまで男性のスキンケアの主力商品といえば、ドラッグストアなどで買える洗顔フォームだったが、今では美白やアンチエイジング(老化防止)関連の化粧品の売れ行きも伸びており、高級ブランド化粧品の売り場に群がる男性客は増加の一途をたどっている。

 資生堂の最高級ブランド「クレ・ド・ポーボーテ」の広報部によれば、今年の新製品の美容液を発売後、男性客が約28%も増加した。百貨店の創業祭(週年慶)セールで、「ラ・メール」のスキンケア製品を15万台湾元分購入した男性客もいたという。

 百貨店の総合コスメコーナー「10/10 APOTHECARY」によると、20〜28歳の若い男性の来店が多いとか。仕事で強いストレスを感じる男性が最も気にしているのは顔の肌状態で、豪州の男性用高級基礎化粧品ブランド「VITAMAN(ヴィタマン)」のアンチエイジングマスクなどが売れ筋だという。

 化粧品で肌をケアするほか、定期的に美容整形外科に通う男性も少なくない。男性の間で今、人気なのは豊胸手術。今年は昨年より4割も増えているという。

 美容師のAさん(28)は、小さいころから痩せており、何を着てもぱっとしない。運動で筋肉をつけようとしたがうまくいかず、整形外科で胸部にヒアルロン酸を注射する豊胸を行った。ヒアルロン酸は人体に吸収されるため、その後、腕立て伏せなどの運動をして胸筋を鍛えることで、薄い胸板が見事たくま
しくなった。

 アパレル業界で働くBさん(28)は、オイリー肌(脂性肌)でニキビが悩みの種。さまざまなスキンケア化粧品を試したが改善せず、現在は毎月レーザー照射でニキビを治療している。治療はかなりの痛みを伴うものの、化粧品を使うよりも安く済み、効果もてきめんだとか。顔一面にあったニキビのあとは消え、肌はすべすべになった。

 インターネットのイケメンコンテストで優勝したこともあるモデルの森田さん(24)は、片思いの女性にルックスが原因で振られたのをきっかけに、美しくなろうと決意。現在は、きれいな肌を保つため、定期的にHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を顔に注射している。HCGはホルモンを増やし、皮膚や体のラインを美しくするといわれる合法製剤で、産婦人科や医療美容診療所でよく使われるもの。常時4種類の化粧品を用意して、毎週ローテーションで使用するほか、睡眠前には唇の色素沈着防止にクリームを塗るというから、女性も顔負けだ。

 なお、蘋果日報が街頭でスタイリッシュな若い男性100人を対象に行ったアンケート調査によると、最も重視している部分は、1位がヘアスタイル(41%)、2位が顔(肌、顔の形)(29%)、3位が体型(13%)だった。ワックスやムースなどの整髪剤を常に携帯しているという男性や、頭髪に1カ月3,000元もかけるという男性もいた。

 また、最も整形したい部分は上位から、鼻(18%)、目(16%)、肌(11%)で、整形したいイメージをタレントに例えると、金城武さん(9%)、呉彦祖(ダニエル・ウー)さん(5%)、オダギリジョーさん(3%)の順だった。