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蘇花公路の改良工事、環境影響評価審査を通過へ


ニュース 運輸 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026266

蘇花公路の改良工事、環境影響評価審査を通過へ

 
 宜蘭県と花蓮県を結ぶ幹線道路、蘇花公路(蘇澳~花蓮)の改良工事をめぐり、早期着工を求める声が高まる中、行政院環境保護署(環保署)は1日、同工事の環境影響評価の初審の条件付き通過を決定した。環保署は3~5日以内に環境影響評価委員会大会を開く予定で、工事計画は史上最短で環境影響評価審査を通過する見通しとなった。2日付自由時報が伝えた。

 蘇花公路の改良工事は当初、環境団体の反対などで難航したが、台風13号(アジア名・メーギー)による大規模な土砂崩れ事故の発生で、現在の道路の安全性に対する住民の不安が高まり、風向きが変わった。同日には花蓮県民の数千人が台北市の総統府前の凱達格蘭大道に集結し、改良工事の早期着工を求めるデモを行った。

 呉敦義行政院長は、環境影響評価が審査を通過し次第、直ちに改良工事に着手することを改めて強調した。

 蘇花公路改良工事は、2016年に蘇澳~東澳、和中~大清水間が部分開通、17年の全線開通が見込まれる。旧道は海辺の景観道路として、展望台を設けるなど再整備が進められる。