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富邦投信と群益投信、中国QFII資格獲得


ニュース 金融 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026269

富邦投信と群益投信、中国QFII資格獲得

 
 中国証券監督管理委員会(証監会)は1日までに、中台間で締結された海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に基づき、台湾の富邦投信、群益投信に対し、適格外国機関投資家(QFII)の資格を認めた。2日付経済日報が中国証券報(電子版)の報道を引用し伝えた。

 両社は今年2月にQFII資格の取得申請を行っており、台湾の金融業界に先駆け、中国のA株市場(国内投資家向け市場)ヘの直接投資が認められた。通常、外資系企業がQFII資格を取得し、中国の国家外匯管理局に投資枠を申請するまでには1年から1年半かかるが、台湾の投信2社は8カ月で資格取得が認められた。これは中国側が台湾投信業者を優遇して扱った結果とみられる。

 投信業界では、元大投信、宝来投信、国泰投信などもQFIIを申請済みで、認可を待っている状況だ。

 富邦投信の林弘立総経理は「QFII資格を取得しても、純粋なA株上場投資信託の発売は、台湾の監督機関がA株への投資上限(10%)を緩和した後になる」と説明した。