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空軍総部敷地での公営住宅建設、経建会主委が「不適当」


ニュース 建設 作成日:2010年11月2日_記事番号:T00026274

空軍総部敷地での公営住宅建設、経建会主委が「不適当」

 
 台北市仁愛路と建国南路の交差点付近にある空軍総部敷地の再開発計画に関連し、先ごろ台北市政府が同地に公営賃貸住宅を建設する意向を示したことについて、行政院経済建設委員会(経建会)の劉憶如主任委員は1日、「不適当」との考えを示し、計画に否定的な見方を示した。先週、市政府の方針を受け行政院がプロジェクトチームを立ち上げるとの情報も出ており、計画が実現に向け動くかにみえたが、劉主任委員の発言により先行きが不透明となった。2日付聯合報が伝えた。

 建設予定地の空軍総部は市内一等地に位置し、周辺に高級マンションとして有名な「帝宝」もある。劉主任委員は「予定地を市場価格で売却し、その資金を福祉に回せば、公営住宅を建設するより多くの弱者を救済できる。その効果は10倍以上だ」と指摘、資源は効率的に分配すべきとの考えを述べた。また、土地そのものの売却に限らず、地上権のみを販売する手法でも構わないとした。

 一方、頼士葆立法委員(国民党)は、「公営住宅を建設することで、台北市の住宅価格高騰を抑えることができる」と反論した。